不適切な矯正治療が増えています!
初回カウンセリングでお越しになられる保護者の中に、転院の相談があります。
引っ越しなど様々な事情がありますが、その中の半数は「不適切な治療」によるものです。
~具体的な治療内容のトラブル~
(公益社団法人日本臨床矯正歯科医会参照)
- 矯正装置をつけられた後、「必要だったから装置をつけた」と事後報告で100万円請求された
- 一般歯科で矯正歯科治療をやっていたが、全然よくならない
- 12~18歳まで一般歯科に通院し、歯並びの治療は終わったが、咬み合わせの治療は別の診療所に行くようにいわれた
- 説明がないまま、治療が進んでいる
なぜ不適切な治療が起きてしまうのか
不十分な検査、治療計画
矯正治療に入る前に行う、精密検査、診断、患者さまへの説明が不十分なまま治療をスタートされていませんか?
きちんとプロセスを踏んでいないため、後々になって咬み合わせが合わなかったり、最悪の場合今よりさらに歯並びや顔立ちのバランスが悪くなるトラブルにつながっています。
近年、歯科医院の競争激化により、安易な考えで矯正治療を行っている医院も少なくないのが実情です。
ちゃんとした矯正医であれば、精密な検査をもとに患者さまお一人お一人の歯並び、上下の歯のバランス、咬み合わせの状態などを診断し治療計画を立てていきます。
抜歯をしない矯正は要注意!
多くの患者さまは「できれば歯を抜きたくない」と思われていますが、「抜歯せずに矯正できる」を安易に信用してはいけません。
床矯正の装置を使って顎を広げれば歯を抜かなくても矯正治療が出来る「床矯正による非抜歯矯正」は大人になってからトラブルになるケースも増えています。
症例によっては抜歯をせずに矯正できるケースもありますが、窮屈に並べるよりも、抜歯をすることによって安定した形で歯を収めることができ、残っている歯を長持ちさせることが出来るのです。